今年は春先から新型コロナウイルスに苦しめられ、2020年秋口から少し復調の兆しが見えたかに思いましたが、12月に入り、社会状況の変化と共に、商品の注文状況が急激に変わってきました。
GO TOキャンペーンなどに伴い、ホテル・旅館・民宿などから年末の忘年会や冬シーズンの鍋用の用途として希望を受け、冬に需要の高まる魚を仕入れておりました。
例年であれば多くの注文を頂戴するシーズンなのですが、新型コロナウイルスの第3波の影響で急激にキャンセルが続き、非常に困った状況に直面しております。
そこで急遽、たべまるさんにご相談して、本クエ鍋のセットを販売して頂くことになりました。

今回使用している本クエは、清浄な海域で抗生物質などの薬品を使用せずに丹精込めて育てられた本クエを使用した鍋セットにしてあります。
ハタ類に属する本クエは、他のハタ類同様に白身で身そのものも美味ですが、もうひとつの特徴として骨から出る濃厚なエキスが骨の周りの身に浸み込むことです。旨味の詰まった骨の周りの身を食べた後、骨をしゃぶるのが漁師や通の方の食べ方。身とアラの比率を漁師が好む「２対３」の割合でセットしてあります。弊社ではこの比率を「漁師の黄金比率」と呼んでいます。

また今回、日本橋三越前でフレンチレストラン「ラペ」を営んでいる松本一平シェフにお力添えいただき、松本シェフ監修のスープがセットになっております。
某グルメガイドブックで1つ星を獲得している松本シェフが、「本クエの具材の旨さを引き出すこと」をテーマにスープを考案してくださいました。
スープは白ワインをベースに、生姜が程よく香り、クエのアラと身、野菜が入るとなんとも言えぬ豊かな香りが漂い、五感を刺激して食欲をそそります。
洋風仕立て とはどうなるのだろうとと思いましたが、試食後「松本シェフはやはりすごいな」とただただ感嘆しました。海鮮の鍋が好きな方も、苦手な方も、きっとファンになってくれるのではないかと思います。
★こちらの商品はラぺ・松本一平シェフのお薦めの食べ方のご案内資料を同梱しているので、ぜひ、そちらもご覧ください。

【たべまる責任者 荒金より】
今回の本クエ鍋の決め手のひとつは松本さんが調合したスープです。白ワインベースに生姜がたっぷり入っており、「どんな味なんだろう？？」と思う方も多いと思いますが、スープを軽く口にしていただくだけで「絶品だな」と感じて頂けると思います。
購入してくださった際に同梱されている「ラぺ松本さんのお薦めの食べ方」の資料にございますご指定の材料で、〆の一品が簡単に作れるのですが、これがまた美味しいんです。
某グルメガイドブックで1つ星を取り続け、食べログでも一握りしかいない４点台で評価されている松本さんが、紀伊長島の長井さんの想いを受けて、考えて頂いたスープ、〆の食べ方も詰まった鍋をご自宅で食べることができるのは贅沢だと思います。自信を持ってお薦めいたします。