興津のマヒマヒは竹、シバで作ったオトリを使った「シイラ漬け漁」という漁法で漁獲します。
魚を船に揚げたら手早く活き絞めにし一匹一匹血抜き処理。手間はかかりますがこの処理を施すことで鮮度を保つことが出来ます。
さらに氷入りの海水で満たした魚槽へ素早く入れ帰港します。 港で水揚げされたらすぐに市場内に併設した四万十マヒマヒ丸の加工場へ運びます。
全て手さばきで三枚おろしにし急速冷凍しています。
このように、処理とスピードにこだわるのは、鮮度に裏付けられる「おいしさ」を保つための工夫です。
マヒマヒは細長くて頭に特徴のあるユニークな姿をしています。その見た目からは想像がつきませんが臭みがなく、あっさりとした中にも旨味が感じられる秀逸な味わいです。
地元の漁師たちは刺身やたたき、干物やフライなどで食べています。また、その栄養価はタンパク質やカリウムが豊富で脂肪分が少ないので健康を気にする方にもお薦めの魚なのです。
カロリーはマグロの1/3、ブリの1/2程度とヘルシー。脂肪をエネルギーに変えるビタミンB2や疲労回復に効果のあるビタミンB1も豊富です。
二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するナイアシンも多く含み酒の肴にもぴったりです。
また脳や神経組織の発育、機能維持に欠かせないDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸もしっかり含まれているのでお子様の食育にも好適です。