私たちが栽培する原木舞茸はまず、12月に山からナラの木を伐り出すところから作業が始まります。
伐り出したナラの原木を殺菌、舞茸菌を植菌し、約半年間培養、熟成を行います。そして6月に完熟した舞茸原木を畑に伏せ込んでいきます。
収穫は9月中旬から10月上旬の3週間程しかなく、あまり市場にも出回らない大変貴重な舞茸です。全ての作業を手作業で行うため、かなりの重労働な作業です。
よく、こんなことを聞かれます。
なぜ、そんな過酷な作業で3週間した収穫出来ない舞茸を栽培しているのか?
通年収穫が出来る菌床栽培の舞茸を生産したほうが効率も良く収入も安定するのではないかという質問です。
確かに菌床栽培で舞茸を生産したほうが収入は安定しますが、原木栽培の舞茸を生産している理由は、ただ1つ、この舞茸が旨いからです。味も香りも食感も通常の舞茸とは格段に違いがあります。
なので、この原木舞茸をもっとたくさんの方に味わって頂きたいという一心で作業に打ち込んでいます。
今回の商品はそんな原木栽培の舞茸を旬の時期に乾燥し、旨味と香りを凝縮させご家庭でも手軽に使えるように「乾燥舞茸」、「舞茸だし」、「舞茸香油」にしました。
乾燥舞茸は水で戻してから、旨味、香りの詰まった戻し汁ごとお使いください。舞茸だしは乾燥、粉末にした原木舞茸に鰹節、鯖節、昆布などの厳選した素材を加え、香り豊かな美味しいだしに仕上げました。
舞茸香油は乾燥舞茸の香りをオイルにうつし、料理の仕上げなどに使うフレーバーオイルです。
ぜひ、私たちが栽培する原木舞茸の風味豊かな味をお楽しみください。